今回は「2025年7月28日&8月7日バランス調整検証」です。
7月28日と8月7日に実施されたバランス調整の両方を合わせたものを掲載しています。
(8月7日分はラムしかいないけどな)
今回の調整では陰実コラボで実装されたカードと相性が良いヒーロー達が多く上方修正を受けており、また先月のシーズンで活躍し過ぎたヒーローにちゃんと下方修正が入りました。
正直なところ今回の調整は「時期的にも売上を伸ばしたいのは分かるけど、もう少し商売根性を抑えて欲しい」と感じました。
では、見ていきましょう。
※あくまでもS4~S6の中層でプレイしている私の視点です。
※計測に使っている端末やアプリの違いにより、他のサイトと内容が異なる場合があります。
※攻撃カードのモーション速度の計測にはヒットストップが発生しない貫通カードを使用しています。
※攻撃カードの硬直はカード発動後、足元に通常攻撃範囲を示すリングが表示されたら硬直が解けたとしています。
目次
ラム

①体力を上方修正:1.35倍
②通常時の通常攻撃速度を上方修正:映像参照
③HS中の通常攻撃速度を上方修正:映像参照
④HSゲージ増加量を下方修正:零夜、コクリコと同じくらい
⑤HSの継続時間を延長する上方修正:7秒
⑥近カード速度を上方修正:ヒット1秒/硬直2.4秒
※ゴン、デルミンと同じくらい
⑦周カード速度を上方修正:ヒット1.1秒/硬直2.8秒
※オルタ、チーちゃん(アビ有)と同じくらい
⑧遠カード速度を上方修正:ヒット1.5秒/硬直3秒
※ヴィオレッタ、ノクティスと同じくらい
▼通常時の通常攻撃

▼HS中の通常攻撃

こちらは7月28日と8月7日に実施されたバランス調整を合わせたものです。
7月28日に魔改造級の大幅な上方修正を受けた後、8月7日にHS周りが下方修正された結果、普通に強いですね。
キル系スプリンター、攻撃力1.4倍、体力1.35倍、通常攻撃範囲4マス、カード攻撃速い、HSで捲りを狙える(2回発動狙える)なんて性能ならそりゃ強いに決まっています。
今回の調整を受け、各所で「サ終しろ」とか「全員クビにしろ」とか言っている人がいますが、私個人的には7月28日時点の内容でも「調整内容の大枠は良かった」と考えています(大枠はな)。
足りていないと感じていた箇所にしっかりと上方修正を入れた点は良調整だったと感じました。
ただHSゲージ増加量を上方修正したのは酷い悪手でした。
デメリット付きとは言え捲りに近い性能のHSを2回は安定して発動でき、試合展開次第では4回目の発動も狙えてしまう状態にしたのは流石にやり過ぎです。
この点は8月7日のバランス調整でちゃんと下方修正を入れた点は良かったですが、「一気に強化した後、1週間ほどで急いで下方修正する」というのは「短期間かつ高頻度で手のひら返しをする人」と同じようなものです。
年に1回やらかした程度なら「運営やっちまったなw」程度で済みます。
しかし今年は25年4月末の岡部倫太郎のバランス調整で既にやっています。
リリカ

①防御力を上方修正:0.7倍
②HSゲージ増加量を上方修正:アインズと同じくらい
③HAの威力を上方修正:2.2倍
④アビリティの攻撃力アップ倍率を上方修正:自身1.4倍/味方1.5倍
ついにHAの威力が2.2倍になり、自陣から撃つと3000ダメージくらいならサラッと出せるようになりました。
本当にギルガメッシュとは違う意味で「移動式砲台」という印象を受けました。
ただ、今回の調整がダメとは言いませんが、やっぱり自陣エリア外だと火力を出しづらいという弱点をもう少しなんとかして欲しいですね…
マリア

①攻撃力を上方修正:1.2倍
②HSゲージ増加量を上方修正:乃保と同じくらい
③アビリティに「HA成功時に防御力アップ」の仕様を追加:5秒間4倍
攻撃力ステ強化→わかる
HSゲージを溜まりやすく→わかる
HA成功時に防御力強化→?????
①と②の調整は良いですね。
マリアはその特性上、下記の2点が非常に重要になります。
・どれだけ素早く通常攻撃で火力を出せるか
・HSで盤面に影響を与えられるか
(効果範囲が広いので使える状態にするだけでも敵への圧力になる)
今回の調整ではこの2点がしっかりと押さえられています。
アミスターと固定を組むと活躍できそうです。
(野良で使うことはおすすめしない)
問題は③の調整ですよね。
HAを当てたら防御力が5秒間4倍になります。
つまり「HAで敵を釣った際に保険がかかるようになった」ということです。
なんでこんな仕様入れたんでしょうね…?
活用できる用途が限定的過ぎます。
13 †サーティーン†

①アタッカー時の通常攻撃速度を上方修正:映像参照
②アビリティの体力効果倍率を上方修正:70%回復
③HSの体力回復効果倍率を上方修正:80%回復
④周カード速度を上方修正:ヒット1.2秒/硬直2.8秒
※イグニスと同じくらい

これはまた強くなってしまいましたね…
昨今の環境でみたら瞬間火力が控えめになりやすいという欠点は健在ですが、回復力がより強化され継戦力が本当に高いです。
アタッカー時の通常攻撃もかなり速くなり、使い勝手が非常によくなってます。
Q:周カードは使えますか?
A:素直に近カードにしておきなさい
イグニスなら
【周カード⇒HA⇒通常攻撃⇒キル】
このようにHAを当てられさえすればキルまでいけるので、ヒット1.2秒でも起点を作りやすい周カードは採用が推奨されてます。
13ではイグニスのように周カードを起点にして安定してキルまでできる立ち回りは難しいため、現状では近カードの採用をオススメします。
カイ

①防御力を下方修正:0.85倍
②体力を下方修正:0.95倍
③HSゲージ増加量を下方修正:零夜、コクリコと同じくらい
④HAの溜め時間を長くする下方修正:約2秒
※画面に指を置いた瞬間から計測開始
HAは相変わらずハメられますが、今回の下方修正で溜め時間が長くなったため、もたつくと敵に逃げられやすくなりました。
他にもHSが1試合に2回使える程度になり、耐久面も下方修正を受け…
うん、良い感じに順当に下方修正を受けてますね。
ソーン

①体力を上方修正:0.65倍
②通常攻撃の2撃目以降の速度を上方修正:映像参照
③HAの威力を上方修正:3.2倍
④HAの後隙を減らす上方修正:約0.9秒
※画面から指を離し、HAを発動させた瞬間から計測開始

HAが強化されてしまいましたね…
威力倍率が3.2倍になりました。
さらにHA後の後隙も短くなったことに加え、通常攻撃速度も速くなりました。
これのお陰で
【HA⇒通常攻撃⇒HA⇒通常攻撃⇒(以降略)】
このハメ技が大分やりやすくなったと感じました。
アイズ

①HAの威力を上方修正:2.6倍
②HSの威力を上方修正:1.4倍(1ヒット辺り)
③周カード速度を上方修正:ヒット1.1秒/硬直2.5秒
※芥川と同じくらい
④連カード速度を上方修正:ヒット0.9秒/硬直2.4秒
※デンジ、アスナに近い。アイズの方が若干硬直が短い
何が怖いって、HA1発で4000ダメージを平気で出せるんですよね…
以前から近いことはできましたが、
【周カード⇒HA】
このお手軽攻撃でキルが十分狙えてしまうんですよね。
これ「敵が低耐久なら」ではなく「敵が高耐久ではないなら」の話ですよ?
(ダメージ値だけ見ればな)
本当に「低耐久&高火力アタッカー」という感じです。
ノクティス

①防御力を下方修正:1.2倍
②HSゲージ増加量を下方修正:ステリアと同じくらい
HSゲージ増加量の下方修正を受けてしまいましたね。
これは手痛い…
今後は序盤でHSを切った場合、終盤で火力を出すためには中盤はちゃんと溜める立ち回りをすることを意識する必要があります。
(まぁ、それでも普通に強いけどね)
アインズ

①防御力を上方修正:1.4倍
②体力を上方修正:0.85倍
順当にステータスが強化されてますね。
前々から耐久面に難があったヒーローなので、今回の調整は嬉しいですね。
実はぶれどらを採用してみたのですが、結構使い勝手が良かったです。
火力特化型と比べたら物足りない火力になってしまいますが、「野良で安定して使いたい」という場合は一定以上の火力と耐久力を確保しやすいのでおすすめです。
キリト

①体力を上方修正:1.05倍
②HSゲージ増加量を上方修正:コラプスと同じくらい
③アビリティの攻撃力アップ効果を上方修正:約1.3倍
キリトが弱いというより、周りが強過ぎる…
良い調整は受けられたと思いますが、正直なところ今の環境は陰実コラボとバランス調整の影響で、周カードとラムが強いです。
そのため同じアタッカー&スプリンターの固定で使うならキリト&アスナよりも、2人揃って周カードを振り回せる上に捲りHSを持っているレム&ラムの方が安定して強いというのは悲しいですね…
アスナ

①防御力を上方修正:1.25倍
②HSゲージ増加量を上方修正:アタリと同じくらい
③アビリティの攻撃力アップ効果を上方修正:約1.3倍
キリトと一緒に奥様も上方修正を受けました。
キリト同様にアスナが弱いというより、周りが強過ぎる…
(特にスプリンターはチーちゃん、上条、ベル、-ペルリニエ等ヤバいヒーローが多過ぎた)
アクセラレータ

①周カード速度を上方修正:ヒット1.1秒/硬直2.4秒
※キリトと同じくらい
②連カード速度を上方修正:ヒット0.9秒/硬直2.8秒
※乃保と同じくらい
アクセラレータの周カード速度は昨今の環境では遅かったですが、今回の調整で普通に使えるようになりました。
これで大きく評価が変わりはしないのですが、「超能力者(レベル5)の第一位」を無理なく採用できるようになったのは大きいと感じました。
今まで周カードの速度は微妙だったため、カウンターを採用する場合はバーゲンといった近系に絞られてましたが、これからは周系も採用できます。
また、HA以外でもガードブレイクを意識するなら陰実コラボの「HIGHEST」も相性が良さそうですね。
ベル

①防御力を下方修正:0.9倍
②体力を下方修正:0.95倍
③HSゲージ増加量を下方修正:アタリと同じくらい
④DAの威力を下方修正:1.7倍
そりゃぁ、そうなりますよね…
色々下方修正を受けましたが、注目の下方修正はやはりDAでしょう。
2倍⇒1.7倍と大幅に下方修正されました。
最初:1.5倍(火力不足)
先月:2倍(強過ぎた)
今月:1.7倍(中間なので丁度良い?)
まぁ、今シーズン様子見ということで…
クー・シー

①攻撃力を上方修正:1.05倍
②「ブレードニャーク」の翼ブレード部分の威力を上方修正:4倍
③「ワープニャーク」発動の溜め時間を短縮する上方修正:約1.2秒
※画面に指を置いた瞬間から計測開始
④「ワープニャーク」ヒット時のデバフ効果時間を延長する上方修正:約3.6秒
⑤「シールドニャーク」のビームガトリングの威力を上方修正:0.95倍(1ヒット辺り)
ブレードの威力がヤバイ
では使ってみましょう。

普通に当てただけでサラっと4000ダメージ出ましたね。
HS効果中も見てみましょう。
(威力4倍がHS効果で2倍されるので威力8倍)

めちゃくちゃ痛い。
そして、やっぱり高火力のクー・シーと言えば桃鍋だよなぁ!


これができるのに強いと感じられないとは…
低体力というのは本当に致命的ですね…
アミスター

①HAの被ダメージ反射倍率を上方修正:1.3倍
②HA中の体力回復倍率を上方修正:1回辺り15%
③アビリティのアリアのダメージ減衰率を上方修正:70%
全体的に嬉しい調整を受けられましたね。
個人的に注目しているのは③のアビリティの上方修正です。
マリアのダメージを70%軽減が凄まじく、本当にマリアがほぼキルされなくなります。
野良ではもちろん、固定でもより活躍できるようになりましたね。
ボンドルド

①移動速度を上方修正:ステリア(徒歩)より若干遅い
②防御力を上方修正:0.8倍
③HSゲージ増加量を上方修正:アタリと同じくらい
合わせ性能抜群、貫通、即死のあのHSが帰って来ました。
「スパラグモスをぶっ放しまくってまた暴れる」と予想していたのですが…
予想より結構キツイです。
(弱い訳でない)
問題なのはやっぱり移動速度です。
上方修正されたのに全ヒーロー中最鈍足です。
(ステリアはHAで長距離移動しやすいので、実戦においてボンドルドは1人負けしている)
そして現在はキル系スプリンターが強いため試合の展開が早く、その展開に付いていけないことも珍しくありません。
これは「スプリンターの足に追いつけない」とかそういうレベルの話ではなく、「位置取りのために移動している間に状況が変わってしまった」とかそういうレベルです。
それでも「HAで敵を釣る」、「連カードで横槍を入れる」、「受けて返す」という戦いができれば強いので、この戦法を押し付けることができるように先を見据えた立ち回りを意識したいところです。
-ペルリニエ

①防御力を下方修正:1.1倍
②体力を下方修正:0.8倍
前回のバランス調整で火力面を中心にガッツリと下方修正され防御力が強化されましたが…
今回は防御力と体力を下方修正されてしまいました。
正直なところ、現時点で下方修正が必要だったかはかなり疑問に感じています。
しかし-ペルリニエは+3メダル3枚で厳選ができている場合は強いので、将来的なことを見込んで先に下方修正をして対策した感じでしょうか?
(実は総合売上ランキング1位記念で配布されたメダルを使ったら属性耐性3枚型ができ、それをフリバで使ってみたら袋叩きに合わなければマジで落ちない。こういうことができるヒーローが環境に蔓延ったらマズいのは間違いない)

さて、今回はこんなところで
また次回