今回は「25年4月21日に実施されたバランス調整検証」です。
今月もさらにインフレが進んでいます。「試合が終わるまで気を抜けないゲーム」になっているのでその点は良いと感じていますが・・・
「思うところはある」といったところです。
では、そんな今回のバランス調整の内容を見ていきましょう。
※あくまでもS4~S6の中層でプレイしている私の視点です。
※計測に使っている端末やアプリの違いにより、他のサイトと内容が異なる場合があります。
※攻撃カードのモーション速度の計測にはヒットストップが発生しない貫通カードを使用しています。
※攻撃カードの硬直はカード発動後、足元に通常攻撃範囲を示すリングが表示されたら硬直が解けたとしています。
ディズィー

▼調性内容
①防御力を下方修正:1.3倍
➁体力を下方修正:0.55倍
私は先月書いた記事に「変化を感じない」と書きました。
実際、シーズン中もディズィーが味方にいて特に恩恵を感じたことも無ければ、敵チームにいたからキツイということもありませんでした。
しかし、ゲーム全体では非常に活躍していた様で・・・
ApplivGamesが出している使用率勝率ランキング(25年4月3日~4月13日版)を見て驚きました。
ここまで活躍していたのなら下方修正されるのも納得です。
ただ、ディズィーの下方修正はかなり慎重になっている様ですね。
「引き撃ち」が重要な攻撃手段であるためか、今回の調整では移動速度にはノータッチでした。
レム

▼調性内容
①アビリティの攻撃力アップ効果を上方修正:最大2.3倍
残り体力75%:約1.093倍
残り体力50%:約1.342倍
残り体力25%:約1.743倍
残り体力10%:約2.059倍
実戦では残り体力25%~50%くらいの運用が多いので、約1.3~1.7倍辺りの運用が基本になりそうですね。
お陰様でS5~S6帯のバトアリの試合(25年4月末頃)では、レムの攻撃力が2000がデフォみたいな状況になっています。
鏡音リン

▼調性内容
①防御力を上方修正:0.9倍
➁体力を上方修正:0.9倍
③HSのエリア継続時間を延長する上方修正:約17秒
支援系という枠組みで見れば良調整であると思います。
しかし、ガンナーという枠組みで見ると「環境と需要のミスマッチ」を感じます。
同じ支援系のガンナーではエミリアがいますが、エミリアは前回の調整以降「前線で戦う」と「味方への支援」を切り替えながら立ち回ることができる様になりました。
リンの場合、カード攻撃の適正が低い(全体的に遅い)ため、どうしても自衛力に難が出てしまい「前線で戦う」というの厳しいです。
近距離、周囲、連続のどれか適性があれば大分変わると思います。
輝龍院きらら

▼調性内容
①体力を下方修正:0.85倍
きららに関しては先月書いた記事に「少なくとも環境は取る」と書きました。
環境TOPというほどではありませんでしたが、強かったですね。
ちゃんと下方修正の対象になりました。
体力0.9倍のお陰で「敵のカード攻撃を受けても、体力を少し残して耐える」ということが結構ありました。
そのため【カード攻撃に合わせてカード切る⇒スタンさせる⇒おかあさん切る⇒通常攻撃連打⇒キルする】という「真っ正面から殴る」という戦い方もできてしまっていました。
体力を下方修正し、カード1枚でワンパンされやすくすることで「受けて返す」という戦い方をやり辛くしたのは良い調整だと思います。
岡部倫太郎

▼調整内容
①HSの「敵拠点の最大エリアサイズ縮小効果」を上方修正:60%縮小
➁HA発動時「通常攻撃性能強化時間」を延長する上方修正:10秒
③HA発動時「通常攻撃の追撃の連続攻撃補正」を上方修正:約0.385倍
④HA発動時「移動速度アップ」の効果を追加する仕様変更:15%強化(10秒)
①~③の調整内容は良いと思います。
問題は④の調整です。
いきなりこの仕様を追加したのはやり過ぎだと感じました。
この【移動速度を15%強化】というのは「足9メダル」とか「レンのHAバフ付与」のレベルの強化です。
移動速度を上げるにしても、まずはHAの効果ではなく普通に「移動速度を上方修正:2%アップ」とかの方が良かったのではないかと思います。
追加された仕様は下手に消せないので、ここは慎重になって欲しかったなぁと感じました。
ライザ

▼調整内容
①攻撃力を上方修正:1.25倍
➁周囲攻撃カードの発動モーションを上方修正
ヒット:1.3秒 硬直:3.1秒
⇒13と同じくらい
ライザはタンクの中での立ち位置がかなり中途半端なヒーローです。
・キルタンクとして見る⇒火力不足(不安定)だけど耐久力はある
・耐久タンクとして見る⇒耐久力不足だけど火力はある
今回の調整は良い側だと思いますが、個人的にはこの調整よりも「HSのレーザー部分の攻撃で敵がすっぽ抜け辛くする調整」を先にしてあげた方が良い気がします。
御坂美琴

▼調整内容
①攻撃力を上方修正:1.25倍
これは嬉しい調整ですね。
常にスタンしている敵を攻撃できる訳ではありません。
そして防御力が全体的に高い傾向あるため「敵をスタンさせられなければ、ろくに何もできない」という状態に陥ることが多かったので、それが緩和されるのは良いと思います。
ロキシー

▼調整内容
①防御力を上方修正:1.25倍
➁アビリティのデバフ時の敵に対する「HAの氷弾」ヒット時の威力アップ効果を上方修正:1.2倍
③HAの氷弾の発射速度を上方修正:映像参照
④HAのカメラを調整
防御力の強化もありがたいですが、やっぱりHAの上方修正の方が気になりますね。
なんせロキシーのHAは「ガンナー中最弱」とか「使わない方が強い」なんて散々な言われようでしたので。
では、まず弾速はこちらです。
射程ギリギリ(約9.5マス)の位置にいる敵に対し約0.8秒で着弾するようになりました。

そして威力も強化されました。
デバフが入っている敵には1.2倍強化されるようになりました。
はい、地味に分かり辛いですね。
要するにHAは「デバフが入っている敵に対しては威力が攻撃力の2.4倍になる」ということです。
※デバフ入ってない敵には威力2倍
では実際に使ってみましょう。
敵にポータルが奪われそうです。しっかりと防衛しましょう。




まぁ、ロキシーとリリカは色々と性能や方向性が違うガンナーですし、相性が良いヒーローも違いますしね。
一緒くたにして考えてはいけませんが・・・うん・・・
ちなみにリリカのHAは射程約10.5マス、射程ギリギリの位置にいる敵に対して約0.5秒で着弾します。
アミスター

▼調整内容
①体力を上方修正:095倍
➁アビリティの効果範囲を拡大する上方修正:半径約10マス
③アビリティのダメージ減衰量を上方修正:マリア以外30%軽減/マリア60%
④HSの「防御力アップ効果」を上方修正:4倍
今回は特に➁と③の調整が大きいですね。
「30%ダメージを軽減」と聞くとピンと来ない方や、微妙と感じる方もいるかと思います。
しかしこれを「10000ダメージを7000ダメージに軽減する」と聞くと大分印象が変わるのではないでしょうか?
本当に良い調整を受けたと思います。タンクらしくなったと感じました。
※トマスのトランクと異なり、アミスターのアビリティでは貫通攻撃は軽減できないのでご注意ください。
コラプス

▼調整内容
①防御力を上方修正:1.35倍
➁HSゲージ増加量を上方修正:御坂美琴と同じくらい
③近距離攻撃カードの発動モーションの後隙を短縮する上方修正
ヒット:1秒 硬直:2.1秒
⇒ノクティスと同じくらい
元対ボンドルド決戦兵器だったコラプスも今回上方修正されました。
ただ、これは反応に困る内容ですね・・・
コラプスはまともに戦うのに「HA使ってアビ発動する」という下準備が必要なので、アビの恩恵を受けやすくする調整の方が欲しいなと感じます。
チーちゃん

▼調整内容
①アビリティのダッシュ中の「近距離攻撃カード」の威力強化倍率を上方修正:2倍
➁アビリティのダッシュ中の「遠距離攻撃カード」の威力強化倍率を上方修正:1.85倍
③アビリティのダッシュ中の「連続攻撃カード」の威力強化倍率を下方修正:1.7倍
④アビリティのダッシュ中の「周囲攻撃カード」の威力強化倍率を下方修正:1.65倍
使われているカードを使いにくくし、使われてないカードが使われる様にしたいということでしょうか?
③の調整も痛手ではありますが許容範囲でしょうけれど、④の調整はかなり痛手ですね・・・
周囲攻撃カードメインの場合は編成内容を見直したり、立ち回りを変えるといった対策を取る必要があります。
試しに今回は周囲攻撃カードの代わりに近距離攻撃カードを採用したケースを少し考えてみましょう。
▼チーちゃんの攻撃力を1100と仮定した場合
・フルーク(威力4倍):8800ダメージ
・カノーネ(威力4.2倍):9240ダメージ
・始龍(威力3.2倍):7040ダメージ
▼(比較)忠臣の攻撃力を1700と仮定した場合
・フルーク(威力4倍):9044ダメージ
・カノーネ(威力4.2倍):9496ダメージ
・始龍(威力3.2倍):7235ダメージ
編成次第ではありますがちーちゃんで忠臣に近いダメージを出せるようになったと考えて良さそうです。
まぁ、一旦は様子見ですね。
ジャスティス

▼調整内容
①移動速度を上方修正:まといと同じくらい
➁通常攻撃範囲を上方修正:3マスより少し短い(クー・シーと同じくらい)
③HSゲージ増加量を上方修正:まといと同じくらい
弱いヒーローではないと思うのですが上方修正されました。
これは「弱いから上方修正する」ではなく「使われないから上方修正する」というコースに入っている気がします・・・
ただジャスティスの場合、今は岡部の存在が怖いですね。
移動速度が上方修正されたとは言え、まだまだ鈍足側なので岡部からは逃げられません。
なので基本的には耐久することになると思います。
ただ岡部に「おかあさん」を使われてしまうと、HAでダメージを軽減し続けても長くは耐えられません。
では戦うか?単独では無理でしょう・・・
いっそのこと味方と一緒に乱戦に持ち込んだ方がまだワンチャンある気がします。
今回の調整の感想
全体で見れば良いと感じる調整が多いですね。
アミスターはタンクらしくなって本当に良かったと思いますし、インフレが進んでいる影響で「簡単にキルされるから最後の最後まで気を抜けない」というゲームになっているのも良いと考えています。
ただ気になった点として、今回の調整でターニャが下方修正の対象になってませんでした。
あくまでも私の予想に過ぎませんが、これは対面有利を取りやすい岡部が上方修正されたからであると予想しています。
「強いヒーローを抑え込むため、他ヒーローを上方修正して抑え込む」というやり方が続いている状態なのは良くないですね・・・
ではまた次回