書きたかったけど忙しくて書けなかった記事第1弾
「ゲームプランナー視点だとロール専用メダルってどう映っているの?」とか
「フリメじゃなくてわざわざ別メダルを実装した理由って?」とか
割と質問されていたので(闇に触れ過ぎないようにして)予想の範囲内で書いてみました。
【重要:私は#コンパスの運営とは完全に無関係です】
目次
予想される理由
ユーザーの不満を緩和する
「メダルが足りない」という要望は間違いなく出ています。
これを緩和するためメダル周りで何らかの改善をする必要があったのは間違いありません。
フリメの価値を維持する
ゲームに限った話ではありませんが、無料で大量に配布された物は価値が低下し、需要の低下を招きやすいです。
もしもフリメを大量に配布してしまうと、フリメが「ショボいアイテム」になってしまい、各種キャンペーンの魅力が低下してしまう恐れがあります。
(「バトルに勝つとフリメがもらえる」というキャンペーンも、フリメの入手機会が限られている&フリメに大きな需要があるから多くのプレーヤーが積極的にバトルをする訳で…)
他に予想されることとして、少々売上が低下することも予想されます。
それは課金勢に「今このヒーローのメダル厳選をしたい!」といった理由から、フリメ目当てでガチャを引く人が本当にいるからです。
こういうタイプのユーザーは
【フリメ目当てでガチャを引く⇒BMを使う⇒引きたいガチャが来た時にBMが不足する】
という流れで最終的に課金するのです。
ですが普段から纏まった量のメダルを入手できる状況では、わざわざガチャを引いて入手する必要性は低下します。
するとガチャを引く頻度が減る(BMを温存できる)ため、「課金をしなくとも引きたいガチャを引ける」という状態の発生頻度が増加してしまい、売上が少々下がる可能性があります。
そういったことを防ぐためにも、現状ではフリメの大量配布をすべきではないです。
そのためフリメ配布以外の手段で対応する必要があります。
実際にやったこと
中間レベルのメダルを作る
・ユーザー満足度を上げたい
⇒10周年に向けてユーザーの心境を色々と良くしたい
・だがヒーロー専用メダルでは用途が限られ過ぎていて使い勝手が悪過ぎる
⇒何枚貰おうが使わないヒーローのメダルとかぶっちゃけゴミ
・しかしフリメは使い勝手が良過ぎて纏まった量を配布するのが難しい
⇒フリメの大量配布はフリメの価値低下に繋がる
こういった点から
『ヒーロー専用メダル以上、フリメ以下のメダル』
という中間レベルのメダルとして
「ロール専用メダル」が作られたのでしょう。
「ロール専用メダル」は、ユーザー的には使用条件がロール指定だけなので、ヒーロー専用メダルより幅広く使えます。
運営的にはフリメよりは使用範囲が狭いため、ある程度纏まった量を配布してもフリメの価値を大きく損ないません。
こういった特徴から、ロール専用メダルはフリメよりも多く獲得しやすいように設計されています。
(課金勢で4凸カードを多数保有しているとかなら話は変わるけど←重要)
チャレンジバトルの場合
1体辺り25枚獲得できるようになっています。
1月後半の時点ならFateコラボを含めると…
・アタッカー:775枚(31体)
・ガンナー:675枚(27体)
・タンク:375枚(15体)
・スプリンター:625枚(25体)
最大でこれだけ獲得できます。

コラボ報酬の場合
今回のFateコラボの場合はスプリンター、アタッカー、ガンナーのヒーローをそれぞれ10回ずつ使用するだけで15枚ずつロール専用メダルを獲得できます。
それに対してフリメは5連勝という面倒な条件を達成して5枚しか獲得できません。
(今の時代に達成が困難なミッションに良い報酬を入れると問題になるのもあるだろうけど)

キャンペーンの場合
AppStoreで総合売上ランキング1位獲得記念で
・スプリンター専用メダル100枚
・アタッカー専用メダル100枚
・ガンナー専用メダル100枚
の合計300枚のメダルが配布されました。
(陰実コラボの時はフリメ100枚だった)
ゲスい話
この項目から少々ゲスい話になります。
そして…
【重要:私は#コンパスの運営とは完全に無関係です】
特別感の演出しやすくさせる
ロール専用メダルが発表されたのが9周年フェスの生放送でしたが…
もしも9周年フェスで「今回はフリメを25枚配布します!」とか言い出したらショボ過ぎて話になりません。
それは運営側も分かっていたのでしょう。
その証拠に9周年フェスでは「メダル100枚配布」をとにかく強調し、特別感を演出していました。
(スライドでは特に顕著で「100枚」はデカデカと書かれているのに、「各25枚ずつ」は下部にすごい小さく目立たないように書いてる)

配布量は増えたけど完成は遠いまま
この項目の話を進める上で
・同色+9(完成)を目指す
・同色+9を1体作るのにメダルが1000枚必要になる
と仮定し、それを踏まえた上で話を進めます。
(メダル厳選は運要素が強いのであくまでも仮定)
さて、今回配布されたメダルがもしもフリメ300枚だった場合、そのフリメはどのように使われたでしょうか?
まぁ、貯める以外だと大抵は1体のヒーローにオールインとなるでしょう。
つまりフリメ300枚配布は、同色+9を1体作るのに必要メダルの30%分を配布したと言い換えることができます。
ではロール専用メダル(1ロール100枚×3ロール)で配布するとどうでしょうか?
配布量そのものは同じ300枚ですが、ロール縛りがあるのでフリメと違って「300枚全部1体のヒーローにオールイン」はできません。
1体に使えるメダルは100枚なので、300枚配布しても必要メダルの10%分に抑えることができます。
では、もしも残りの200枚も使おうとするとどうなるでしょう?
これは「他2体のヒーローのメダル厳選をする」という話になるので、1体目も合わせて合計で3000枚も必要になってしまいます。
必要枚数3000枚に対して配布数は300枚なので、この場合でも必要メダルの10%分です。
このように「少ないフリメ」ではなく「やや多めのロール専用メダル」を配布することで、ユーザーの要望(メダルの配布量を増やす)に応えつつ、同色+9(完成)は遠いままという状況を維持できます。
(陰実コラボで売上ランキング1位になった際に配布されたメダルはフリメ100枚で必要メダルの10%分だった。ロール専用メダルが実装されて配布枚数が増えても結局10%分で変わらない)
そして…
1:ロール専用メダルだけでは絶対に不足する
2:ヒーロー専用メダルも入手量に限りがある
3:纏まった量のメダルを上限無く獲得できる手段が求められる
⇒もうあるじゃん?ガチャというものが
(課金し続けることができれば無限にフリメを入手できる)
メダル厳選機能の必要性
運営側としては
・プレーヤー毎のプレイスタイルに合わせて調整をすることができるようにするため
・ヒーロー毎の個性をより出せるようにするため
とか建前があります。
(実際、同じ輪廻でも剣9とCT9では使用感が全然違うので嘘は言ってない)
ただぶっちゃけると…
メダル厳選の機能やメダルの配布って
・ユーザーに成功体験を与える
・小遣いを握らせて大金を使わせる
という側面があります。
(ある意味では「ゲーム」という物の本質の一つはここにあると言ってもよいかもしれない)
細かく言及することは避けますが、スキナー箱って知ってますか?
(実験内容や実験結果を知っている人は多いと思う)
まぁ、この手のものをガチャ以外にも何種類か用意し、それで他ユーザーに対して優位性を誇示できる要素を作っておくのが常識なんですよ。
おわりに
ゲスいことも含め色々書きましたが、ロール専用メダルは
ユーザー的には「ヒーロー専用メダルより幅広く使える」
運営的には「フリメより多く配布しやすい」
というユーザー視点、運営視点のどちらで見ても使い勝手が良いメダルです。
お陰でメダル厳選がやりやすくはなっています。
しかしそれと同時に使用制限がある関係で全て満足に使うのは難しいアイテムでもあります。
こういう仕様にしたのは運営的にはユーザー側にメダル厳選をする理由を増やし、最終的に今まで以上にフリメの消費量を増やしたい思惑があるのでしょう。
(ある程度数を持っていると使いたくなるじゃん?そして使うと不足するから追加で欲しくなるというね)
最期に…
【重要:私は#コンパスの運営とは完全に無関係です】
じゃあまた次回
(バランス調整の記事を優先して書きたいなぁ…)